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信長の野望 天下創世 【のぶながのやぼう てんかそうせい】 ジャンル SLG 対応機種 Windows 98~Vistaプレイステーション2 発売・開発元 コーエー 発売日 【Win】2003年9月12日【PS2】2004年4月1日【WinPK】2004年3月26日【PS2PK】2005年1月20日 レーティング CERO 全年齢対象 判定(無印Ver.1.0) なし 判定(無印Ver.1.1以降) 良作 改善 ポイント 伝・記・録の終了、信長の野望の新たなる境地シリーズ屈指の箱庭内政フルポリゴン化によるビジュアル面の大幅強化軍神強過ぎ光秀自重しろ 信長の野望シリーズ 概要 特徴 ビジュアル面の大幅強化 箱庭内政 旧作要素の復活 合戦 大名規模と決戦 歴史IFイベント 評価点 賛否両論点 問題点 総評 概要 『信長の野望シ』リーズ11作目。副題は3作目以降続いていた「〇〇伝」「〇〇記」「〇〇録」のいずれにも属さず、「天下創世」となった。 奇数作でシステムを刷新するというそれまでのシリーズの伝統と同じく、新たにシステムが刷新され、再び大名プレイになり、『嵐世記』『蒼天録』で見られた諸勢力の概念もなくなった。 副題の「天下創世」が示す通り、城下の箱庭内政をウリにしており、プレイヤーの手で城下を自由に創世する事が出来る。 特徴 ビジュアル面の大幅強化 政略画面、戦争画面、外交画面がフル3Dとなり、回転、拡大縮小が思いのままになり、見栄えが大幅に良くなった。 合戦では命令時に声優によるボイスが追加されており、臨場感が高まった。 マイナー武将も含め、全ての武将の顔CGが刷新された。 元々『三國志』シリーズよりもはるかに武将数が多いシリーズなので顔CGの流用が多く、4作目の『武将風雲録』や6作目の『天翔記』からほぼ顔が変わっていない武将も少なくないため、大きな変化と言える。 武将の顔CGは複数のサイズがあり、特に政略時や合戦時の台詞にはバストアップで表示される(PC版のみ)。 シナリオ開始時や「桶狭間の戦い」「本能寺の変」といった一部の歴史イベントではムービーが採用されるようになった。 箱庭内政 シリーズで言えば『将星録』や『烈風伝』も箱庭内政を採用しているのだが、それらの作品で見られた「全国一枚マップ」は採用されておらず居城の周辺がメインとなることにより、より細かく表現されるようになった。 まず「農村」「商人町」「武家町」などの「町並み」を設置し、それに金銭を「投資」することで「施設」を作り、町並みを発展させるのが基本となる。 従来の箱庭内政シリーズとは異なり、施設ができることで「商業」「農業」といったパラメーターが上昇する。その他、城郭や兵の俸禄に関わる「日本文化」城の天守や砦の規模に影響を及ぼす「南蛮文化」もある。 「町並み(区画)」を設置し、発展させることで収入を得ることから『シムシティ』のようだと言われることも多いが、インフラを整えるのではなく、金銭を投資するだけで発展するので敷居は低い。 城によっては「鍛冶村」「忍びの里」といった「固有の町並」も存在し、支配することで町並みを作ることができるようになるが、支配する大名と同盟を結ぶことでも町並みの技術を共有することができるので、同盟の重要度は高い 例えば雑賀城を支配する鈴木家と同盟することで「鍛冶村」の技術を共有し、鍛冶場を設置することで定期的に鉄砲の収入を得るといったことができる。ただし同盟期間が過ぎると投資も開発も出来なくなるので開発は計画的に。 施設によっては治安を高めたり、部隊を強くする、命令回数を増やすといった特殊効果を持つものもあるので活用できる。 城毎に町並みの「適性」が存在する。一部の施設には高い適性が必要だが、町並み自体は不適であってもコストが高くなるが作成は可能。また貿易町の町並みは港がある城しか作れない。 パワーアップキットでは町並に施設を直接「建設」する事も可能。金銭や武将の数がいるが、好きな位置に好きな施設を作れるため、見栄えを気にしてもいいし、機能を重視して強力な施設ばかり建てるのも自由 「投資」では出来上がる施設はランダムである。しかし、政治力が高い武将が投資すれば一度に複数の施設が建つのでコストや期間の面で優れている。「建設」は金銭や武将に余裕がある場合に確実に強力な施設を建てたい時に使用する。 この様に従来の箱庭内政に比べて、とにかく自由度が高い。パワーアップキットを導入すれば居城の「城郭」や「天守」までも自分の手で作れる。 旧作要素の復活 『武将風雲録』以来となる、「教養」のパラメーターが復活、大名との交渉や朝廷の成功率に関わる。 教養が高くなると交渉回数も増える。教養が高ければ一度の命令で貢物や同盟の締結を済ませることもできる。 これにより武勇一辺倒だが教養もある「前田利益(前田慶次)」や、ほぼ雑魚パラメーターの「今川氏真」といった武将にも新たな見せ場が生まれることになった。 領地毎に「税率」を決めることが出来るのも久々な要素となる(PC版のみ)。 合戦 従来の作品と同じく「野戦」と「攻城戦」が行われ、攻城戦に勝つことで城を奪うことができる。 合戦は攻守共に戦場周辺の複数の城から部隊を編成する形になったので単に攻める城の情報だけを集めればいいというものではなくなった。 システムとしてはリアルタイム制で『嵐世記』の戦争システムを発展させた物となる。 嵐世記と違い、合戦もフル3Dとなったのであらゆる角度に変更でき、拡縮も自由なので視認性や臨場感が高まった。 兵の休息所として、野戦では「砦」攻城戦では「櫓」が存在し、入ることで負傷兵を回復させ、士気も回復する。 砦(櫓)を落とすと部隊が強攻状態になり一時的に強くなる他、「士気」の最大値が高まり、戦法を発動することができるようになるため、一気に攻勢に転じることが可能になる。 野戦、攻城戦共に「本陣(本丸)」を落とすか総大将の壊滅(退却)で決着となる。30日が経過してしまった場合は守備側の勝利となる。 「野戦」に勝利すると「見張り台」が壊される。これにより見張り台が修理されるまでの間は敵の接近に気付けなくなり、次に攻めた際は野戦を飛ばしていきなり攻城戦から始めることができる。 特に攻城戦は野戦でかかった時間が持ち越されるので制限時間が厳しいことや、強固な拠点となると攻略しきれないことも多々あるので見張り台を壊す意味は大きい。 「攻城戦」では政略画面の城下がそのまま戦場になる。攻撃側は施設を壊す事で金銭や家宝を得たり、畑を破壊することで兵糧を奪える。 当然ながら施設を壊されると戦闘後もそのままになるので守備側は城を守る以外にも必要に応じて打って出たり、逆に町を囮にして時間を稼ぐといった戦術も取れる。また、畑を潰して臨時徴兵をするといった手もある。 大名規模と決戦 名声や城の数で大名の規模が変化するようになり、朝廷に交渉が出来るようになる、上位兵種が使用可能になる、出陣できる城の範囲が増える、町並みの制限が緩和される(無印のみ)といった利点が得られるようになる。 特に「覇者」以上になると、同じく「覇者」以上の大名に「決戦」を申し込むことができるようになる。 決戦は関ヶ原の戦いのような巨大勢力同士の一大決戦となり、「大名を含めた城主」が身分に関係なく2,000の兵を率いて戦う規模の大きな野戦となる。 勝利すると相手の城の大半を奪い、強制的に従属させるので一気に領地と家臣を増やすことができる。 歴史IFイベント 従来の歴史イベントを発展させたものとなり、有効にすると一部の歴史イベントに選択肢が挟まるようになり、選択次第で歴史のIFを実現できるようになった。 「松平信康を切腹させない徳川家康」や「上杉憲政を迎え入れない上杉謙信」「本能寺に向かわない織田信長」といった歴史のIfが楽しめる また、史実とは全く異なる仮想イベントも大量に追加される。特に大名規模が上がる度に諸大名が連合を組んだり、イスパニアから支援を受けて大量の鉄砲を入手した従属大名が独立するといったイベントが発生するので歯ごたえのある難易度になる。 織田信長、武田信玄、上杉謙信は主人公と言える程、Ifを含む歴史イベントに恵まれており、特に効果が無いものも多いが、歴史小説を読み解くようなテキストでそれぞれの大名の歴史を追体験できる。 歴史IFイベントを有効にする事でエンディングにも変化が及ぶなど影響はかなり大きい 評価点 作るのが楽しい フル3D化により、ビジュアルが格段に上がった上で、好きに城下を作ることができるのが楽しい、 街を作れば人々が行き交い、忍びの里を作れば忍者が現れ、南蛮街を置くと象が現れるといった町に住む人々も3Dで表現されており、話しかけることもできる。 城毎の町並みの適性、川や山の形によって敷地が限られる等の差別化がされているので、高い自由度を維持しつつ無個性にならない様に工夫がなされている。 前述の通り、PKを導入すれば金銭さえあればあらゆる施設を好きな場所に建てられるようになるのでより自由度が高まる。 徹底的に騎馬や鉄砲を生産する拠点を作ったり、修験寺や学問所を作りまくって、無能武将達を能力値ALL80の名将に鍛え上げるといった遊びも可能。 こだわるのが面倒ならば町並みを作って投資コマンドを実行するだけでそれなりに発展するので初心者にもやさしい。 攻められるとせっかく作った領地が戦火にさらされるので、従来のシリーズよりも野戦で食い止めたくなる意欲が高まる。 壊すのも楽しい 特に序盤は金欠で悩まされるので敵の城を攻めて城下を荒らしまくって金銭や家宝を巻き上げるのも立派な戦法。特に家宝は高値で売れるので運良く手に入れば貴重な資金源となる。 強固な城ならば町並みを破壊しつくしてパラメーターを下げる等、城ではなくひたすら破壊するための攻城戦という新たな選択肢も生まれた。 また、攻城戦で国崩し砲を使って櫓や城門を無視していきなり本丸を落とすといった独特の攻略も楽しい。 合戦の雰囲気が良い PC版においてもコンシューマー版と同様にフル3Dになり(*1)、兵や城などのグラフィックがよりリアルとなり戦場の臨場感が高まった。 部隊が壊滅した際に「火縄銃で撃ち抜かれて討ち死に」「最期を悟って自害する」などで武将が死ぬことが多々起こるが、その際もバストアップの画像に銃弾や刃で切り裂かれる演出が入るので見栄えがいい。 古くは『武将風雲録』でも敵を討ち取った際に顔CGが切り裂かれるなどの演出があったのでこれを踏襲し発展させたものとなっている。 ボイスが追加されたことにより臨場感が高まっただけではなく、命令を与えた時、部隊壊滅時、砦の占拠などといった咄嗟の戦況の判断がしやすくなった。 季節や城の規模、戦況に応じてBGMが多彩に変化する。作曲者はこれまでと同様に山下康介氏なので名曲揃い。攻城戦で勝利寸前になった時の「激震の活路」はシチュエーションもあいまってテンションが高まる。 また、攻城戦で1人の武将が多くの手柄を立てると感状が送られて技能が強化されたり、PC版のみだが好きな異名を付けることが可能(*2)といった独特のシステムも光る。 以後のシリーズでは全国一枚マップになったり、城の数が激増したことから合戦システムそのものが簡略化されることが多くなり、特に攻城戦に至ってはカットないし自由度が低いシステムになることが多いので、本格的な3Dで野戦も攻城戦をフルに楽しめるのは本作の特徴と言える。 賛否両論点 軍神が強過ぎる 武将の技能の1つである「軍神」が非常に強力。戦争で所属する部隊が円形の黒いオーラを発し、触れた敵部隊の士気がみるみる下がっていくというもの。 上杉謙信・真田幸村・立花道雪の3人のみが所有するレア技能なのが救いではあるが、いずれの武将もチート級に能力が高く非常に手ごわい。 おかげで本作では上杉謙信が武田信玄を圧倒し(*3)、立花道雪によって島津家が撃退され続けるのも珍しくない。特に立花道雪擁する大友家は道雪の強さに加えて南蛮文化に傾倒する傾向が強く、相手にすると領地を破壊してもすぐに直されるなどで非常に厄介。 一応、鼓舞を使用して強引に倒す、鉄砲隊で集中砲火を加えて倒す、混乱などの状態異常にするといった対処は可能。 リアルとは言い難い挙動 大名規模が「群雄」になると大名の本拠地を決める「布武」が可能となるが、これを行うと全国のどこを攻める際でも本拠地から出陣が可能となるという仕様なので違和感がある。 本作の時間単位は月ではなく、1年を8つにわけた時節となっており、1ターンが一ヶ月以上であることは明確なので多少は違和感が軽減されている。 合戦では矢弾が撃ち込まれて次々と兵が減っていくのだが、グラフィック上で兵が倒れていなければ砦(櫓)に入った瞬間に完全回復する。 本作では1小隊を100人として表現しており、戦闘でダメージを受け続けることによりやがて小隊が倒れて回復できなくなるが、倒れさえしなければ矢弾を受けまくっても1人も死んでいなかったりする。 頻繁に回復しつつ戦えば1人も兵士を失わずに勝つことも不可能ではない。シリーズを通して最も頑丈な兵達である。 負傷兵という概念や戦闘中に回復することがあるのは他のシリーズでも見られるのだが、櫓に入った瞬間に何百もの兵達が現代医術もびっくりな速度で何度でも回復するのはリアリティに欠ける。 とはいえ、これを駆使すればヒットアンドアウェイにより被害を抑えられたり、寡兵で大軍を打ち破ることも可能なので戦術の幅が広がっているのも事実。 cs機だとゲーム速度を最大にして戦闘中の時間停止を使いながら砦に篭ったり攻撃を指示することを繰り返すことでリロキャンができる裏技がある。 この裏技を攻城戦にて大筒で実行すると守備側にとって地獄絵図と化す。石垣・柵・堀を全て破壊するのも夢じゃない。 忠誠度の仕様 仕官大名を嫌悪している、同じ城に嫌悪武将がいる、自分より身分の低い城主の下につけられた、既に内応を取り付けられているなどの条件を満たすとターン毎に武将の忠誠が下がっていく。 どういった理由で忠誠が下がっているのかは説明されないので序盤の金銭が枯渇する時期にこの症状に会うと少々厄介。 織田信長でプレイする場合、羽柴秀吉を嫌悪する柴田勝家の忠誠が延々下がり続けるといった現象によく遭遇する。 特に引っかかりやすいのが「身分の低い城主の下につけられた」場合で、命令を与え続けている内に出世して城主より偉くなってしまうと知らない間に忠誠が0になることも少なくない。 また、滅ぼした大名からは必ず嫌悪されるので登用しにくい上に登用した後も毎ターン忠誠が下がるので気を使わなければならない。 自家を滅ぼした大名を恨むのは当然なのでリアルな設定といえる。また、金銭や文化コマンドで容易に忠誠を上げれるので前作や前々作と比べると忠誠の管理は楽な方である。 兵を輸送できない(PC版のみ) 攻め取った直後の城は兵がほとんど残っておらず、輸送もできないため、非常に攻められやすくなる。 防衛時は周辺の城からも部隊を出せるので、周辺の城に兵力が残っていれば防衛は可能。急速に勢力を拡大することを防ぐためのバランス調整ともとれる。 また、兵が城に紐づけられるという設定は後の『創造』や『大志』でも見られるリアルな設定である。これらの作品でも周辺の城から兵を出すことで防衛できるようになっている。 CS版では兵の輸送が可能となったのでこの問題は解決されている PK版の上位兵種や一部施設が強力過ぎる 上位兵種は雨でも鉄砲が撃てる「雨鉄砲」や比類なき移動力を誇る「良馬」に加え、攻城戦の破壊で無類の強さを誇る「長槍」などいずれも強力。 逆に上位兵種が用意されなかった「弓」は無料で編成できるものの選ぶ価値が無いほど弱い兵科となってしまいバランスが悪い。 PKで追加された施設では領内に作るだけで「騎馬鉄砲」が編成可能となる「練兵所」が強力。物資や兵を揃えた上で全部隊が「騎馬鉄砲」になるとほぼ無敵になる。 「騎馬鉄砲」自体が無印では限られた武将のみ、あるいは一つしか持てない家宝によって編成が可能となる最強兵科である事を考えれば随分と敷居が低くなった。 いずれも初期設定で使用を禁止することができるので気に入らなければ制限することが出来る。 決戦 ゲーム後半の消化試合を一気に終わらせることが出来るシステムなのだが、どう頑張っても24,000人までしか動員出来ないため、大勢力同士の一大決戦にしてはいささか規模がショボいという声が聞かれる。 勝っても完全に相手を滅ぼすことができないので完璧主義なプレイヤーには煙たがられることがある。改めて手切りをして滅ぼすなどをしなければならない。 また、敗北し自軍が従属した後に他の勢力が残っていなかった場合は従属エンディングになってしまうというある種屈辱的な展開が待ち受けている。 一部の歴史イベントの仕様 「本能寺の変」のイベントの条件がかつてないほど緩く、織田信長と明智光秀がいることや特定の城の支配、勢力の規模、覇者以上の大名規模といった条件が揃うと年代問わずに即発生する。 これが織田信長でプレイしていれば自然と達成してしまう程の緩さなので、プレイ後半になって明智光秀を登用すると次のターンでいきなり本能寺の変が発生して信長が死亡する事故が多発した。 歴史IFイベントありでプレイすると本能寺の変を起こして信長ではなくプレイヤーの大名を殺すという荒技を成し遂げてくれる。うっかり信長と光秀を家臣に揃えてしまうと大変。 とはいえ、これも選択肢次第で回避は可能。イベントさえ発生させなければ殺されることもない。イベント自体も2回に渡って発生するものなので予兆が発生した後に光秀と大名を別の城に移動させるなどの対処で回避出来る。 問題点 武将と城の激減 第6作目の『天翔記』から『将星録』に移行した時と同様に再び武将と城が整理されて大幅に減少した。武将数は前作の約1,500人から約1,000人と3分の2とかなり少なくなった。 シナリオも「1534年 信長の誕生」シナリオが無くなり、最も年代の早いシナリオでは「1551年 家督相続」となり、最後のシナリオも無印ならば隠しシナリオの「1582年 本能寺の変」まで、PKならば「1599年 関ヶ原合戦」までとなる。 余談となるが、「本能寺の変」シナリオはシリーズでも珍しく本能寺の変後の状態からスタートする(*4)ので最初から羽柴秀吉や明智光秀等が独立した状態から始まる。本能寺の変イベントを見たければ別のシナリオで条件を満たすしかない。 もっとも、全ての武将のCGを刷新するといった変更もあり『将星録』の時よりは武将数も多い。また、武田信虎といった大名として登場していないシリーズでは存在そのものを抹消される武将もカットされずに登場しているので時代範囲を狭めて調整したと思われる。 無印発売当初は問題点だらけだった 特にフル3D化した事によりPCでの要求スペックが跳ね上がってしまい、2020年現在ほどPCの性能が高くなかった時代も相まってまともにプレイできないユーザーが続出した。 内政でスクロールが遅い、合戦に1時間以上かかる等まともに遊べないので、コンシューマー版が発売された後はそちらを薦められるといったことも多かった。 敵の勢力の拡大が早すぎる、忍者の破壊活動が多すぎて施設を壊されまくるなどの問題点が公式掲示板でよく見られた。 顔CGが刷新されたが、一部の武将は作成が間に合わなかったのか、複数の武将で同じ顔が使用されるモ武将と化してしまっていた。 過去作でも見られたモンタージュ顔ではなく、寸分違わず同じ顔なので当然非難の的になった。特に森可成や高坂昌信といった知名度のある武将がモ武将と化していたのに非難の声が上がった。 あまりにも問題視されたのか、発売半年後にパッチとして全ての武将が固有の顔を持つように修正された(*5)。 余談となるが、以後のシリーズでもマイナー武将は本作のCGが流用され続けており、変化が乏しいという問題点になりつつある。 戦闘中のCPUのAIが悪く、囮に全力で釣られたり、攻城戦で少しでも町施設を攻撃しようものなら全部隊が打って出てくるので簡単に各個撃破可能と問題点が多い。 CPUのAIについてはバージョンによって違いが多く、攻略サイトなどでも混乱が見られる。PKを導入した状態でもバージョンによってはAIの動きが異なり、最新の状態(*6)では突出した部隊を狙う、状況に応じて施設を攻撃しても打って出てこない、別動隊で本陣を狙う等のAIに改善がみられるバージョンもある。 これらの問題点の多さからか発売当初はクソゲー寄りな評価を受けることが多かった。良作という判定もPKやAIが改善された最新のバージョンによるものとなる。 CPUチートが酷い 『武将風雲録』等でも見られる、ある意味シリーズの伝統であるCPUの物資チートがかなりひどい あっという間に兵や金銭、兵糧といった物資が増える、鍛冶場が無いのに鉄砲が勝手に増える、1つしか作れない大施設を2つ作るといったズルがみられる。 おかげでまったりと内政をしていると手に負えないほどの物資を抱えたCPUを相手にするしかなくなる。 合戦時もCPUの部隊はやたら逃げ足が速い、最短で退却したりすり抜けるといったストレスが溜まる動きをする。 総評 フル3D化によりそれまでの作品から一歩進化した信長の野望。 素材やシステムの流用が多くなりつつあったそれまでの作品の流れを断ち切ったものの、無印発売当初は問題点が多かった事や、 次回作の『革新』が本作の路線を引き継がずに「全国一枚マップ」や「フルリアルタイム制」を前面に押し出し、結果として成功して以後のシリーズにも強く影響を及ぼした。 このことから対照的に影が薄くなってしまったものの、シリーズ屈指の箱庭内政と言われるほど作り込まれた内政や、その箱庭を直接破壊出来る攻城戦など本作独自の仕様は好評。 内政を好むユーザーからは特に人気が高く、本作の路線を発展させた新作をプレイしたいと望む声も少なくない。
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る(どちらでも可、シナリオ・大名は任意) 開始時間:2019/03/21(木) 20 40 36.61 終了時間:2019/03/26(火) 21 42 17.81 参加人数:1 発売元 光栄 発売日 1993/12/09 価格 12,800円 容量 16Mbit その他 スーファミマウス対応 光栄の代表作「信長の野望」シリーズの一つ。 城を全部自軍のものにするか、征夷大将軍となって他の大名を全て従属させるとクリアとなる。 どちらの方法で統一したかによってEDも変わる。 拠点が国別から城別に変更になったり、戦闘では士気や向きの概念が入ったりと、太閤立志伝のシステムが一部取り入れられており、今までの信長の野望とは少し違ったものになっている。 太閤立志伝をプレイしていれば入り込みやすいかもしれない。 同盟は対等同盟だけでなく、従属させる同盟ができるようになった。 ただし足利家は絶対従属しないので、足利家だけは滅ぼさなければならない。 朝廷との交渉もでき、他国との同盟がしやすくなる勅状を発行してもらったり、官位の受領ができる。 最高位の官位が征夷大将軍である。 城で登用できる兵士は貫高の値までとなっている。 城を取ったら開墾して貫高を上げなければ兵士を集められない。 貫高の最高値は城によって違い、城を大きくしても貫高の最高値は増えない。 「治」は治水度ではなく治安の良さ。低いと税収等が下がるので注意。 金山・銀山、鉄砲生産地、城下町は特定の城にしかない。 大名の隠居が可能になった。 年齢の高い大名にはありがたい。 行動には「気合」が必要。毎月回復する。 武将に行動させると「勲功」が溜まっていき、これが高くなると気合の回復力が落ちたり、能力発揮できなくなっていく。 論功行賞で武将の勲功を下げることが可能。大名の気合を10消費する。 恩給 知行地を与える。与えた分だけ収入が減る。 恩賞 家宝を与える。価値の高いものほど効果が高い。 報奨 金を与える。 官位 大名よりも下の官位を与える。武将一人につき一度しか実行できない。 感状 感謝状を与える。発行できる枚数は大名の政治力に依存。 一字 大名の名前から一文字を与える。武将一人につき一度しか実行できない。 それほど難易度は高くない。 ただし、城の数が110と非常に多いので時間がかかる。 征夷大将軍になるにしても朝廷に大量の献金をしなくてはならず、お金を集めるのに時間がかかる。 制覇家評定 昌幸「我が城の貫高は80だ。それ以上の米は要らん。米を80残して売ってまいれ」 雪村「さすがは殿、商売も上手にござりまするな」 昌幸「あと鉄砲も全部売れ。たった4丁では戦にも使えん。今なら高く売れるからな」 信之「先立つものは金というわけですな」 昌幸「徴兵できるのは貫高の数値までだ。だから兵を80にしろ」 雪村「そんなに雇ったら金が無くなりますぞ?」 昌幸「金など他の城から奪えばよい。それよりも訓練だ。得物も扱えん雑兵では話にならん」 信之「この人数では、全員でやる必要がありそうですな」 昌幸「訓練ご苦労。ではさっそく論功するぞ。皆に感状を送る」 雪村「これは……『かんじょう』と書いた紙切れ……」 昌幸「金がないんだから仕方あるまい。それでは出撃だ。わし一人で全軍を率いる」 信之「全軍ですか?それではこの城の守りが……」 昌幸「こんな金も米も鉄砲もない城を奪いに来る阿呆はおらん」 雪村「なるほど……それで金を使いきったわけですか」 昌幸「では留守を頼むぞ。くれぐれも内政なんかするなよ、また論功するの面倒だからな」 信之「……。どうしてこうなったとしか言えませんな」 論功が面倒なので、一人で敵軍を蹴散らして行く昌幸。(兵補充と訓練は部下任せ) 日本海沿いを蝦夷まで進撃し、太平洋沿いを南下して関東へ。 北条家にケンカを売ったら武田家に同盟を破棄される。 あいつら同盟してやがったな!知ってたけど! 信玄公のいない武田家などに未練はない。遠慮なく滅ぼす。 宿命のライバル(となる予定)の徳川家と対決。 徳川家と戦っていたら信長が援軍を送ってきた。そりゃそうだ。 というわけで、徳川家と片をつけたら織田家との戦いに突入。 中国地方まで進撃していた織田軍を駆逐し、四国でとどめ。 名だたる武将も大半は斬首。どいつもこいつも野望高くて裏切りそうだし。 なぜか長宗我部家が毛利家を破って九州まで進撃していた。 毛利家とは友好度が高いので仲良くしても良かったが、 残念ながらこのゲームには脅迫コマンドがないので滅ぼすしかない。 九州では大友家と島津家だけが生き残って対立していた。 両方まとめて相手してたら大友宗麟が寿命で死亡。 後継者は島津軍の捕虜となっており、大友家の捕虜であった島津義虎が後を継ぎ、残り2勢力が両方とも島津家になるという珍事発生。 両島津家とも滅ぼし、天下統一。 109の城を攻めたので109カ月かかったなあ。 この時代にあったかどうかは不明だが、ガッツポーズで締め。
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国盗り頭脳バトル 信長の野望 コーエー 2008年6月26日 DS (廉価版あり) ボードゲーム感覚な、波瀾盤上ストラテジー 戦国武将となりて自軍の駒を動かして、クリア条件の達成を目指す Wi-Fiでのオンライン対戦もできる
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今日 - 合計 - 信長の野望 ゲームボーイ版の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時28分13秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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[部分編集] 信長の野望 【S1織田家】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm10424271 使用ゲーム 信長の野望・革新PK シナリオ・担当勢力 シナリオ1(1555年5月) 織田家 シナリオの設定 上級(イベントあり、寿命なし、姫あり、討死あり、登録武将・家宝なし、台風なし) 動画形態 純プレイ 字幕解説随時 登録武将 なし 史実武将の扱い 普通 縛り 隠居禁止 投稿時期 2010年04月18日~05月01日 二週間 投稿者名 Tetrarchia マイリスト 【信長の野望・革新PK】 信長の野望 【S1織田家】 関連タグ - ニコニコ大百科 - 関連サイト - ニコ証 - 備考 - [部分編集] 簡単な解説 信長の野望 革新PKの純プレイ動画。 おそらく全プレイヤーが一度はプレイし、一度は挫折したであろうS1織田家の攻略動画である。 ニコニコ動画にもS1織田の動画が無いわけではないが、オーソドックスすぎて未だクリアされてないのが現状である。 そこでうp主が、「いつになったら俺が天下人になれるのか」という信長様の電波を受信したので始められたシリーズがこれなのである。 本シリーズのポイントはその圧倒的な侵攻スピードである。 元々PK以前にS1織田家は1457日(約4年)という超スピードでクリアされている事実があるが、 それを上回る速度でクリアを目指すというのが本シリーズの目標なのである。 そういうわけで、侵攻時期・侵攻目標・協定対象・同盟対象・技術開発・南蛮技術・内政整備・人材登用・人材配置などなど 全てが合理的に計算されつくされた上で進行していく。そのため非常に参考になる動画である。 はたして信長は尾張統一後何年で天下に覇を唱える事になるのか・・・ コメント欄 つくってみました 上手いのは評価されてほしい -- 名無しさん (2012-02-17 15 28 37) ああ・・・次は海賊王だ -- 名無しさん (2012-02-20 02 11 14) 名前 コメント
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